タイガーアカデミー

タイガーアカデミー

校長メッセージ

PRINCIPAL MESSAGE

タイガーアカデミー校長写真

私は中学生の頃、学校の先生に「そんなに勉強ができないなら、ガソリンスタンドしか就職できないぞ」と言われたことがあります。当時はその言葉に何も感じませんでした。初めてのアルバイトは16歳の夏休み、そのガソリンスタンドでした。それから30年が経ち、結婚して子宝にも恵まれ、今は親の会社を継ぎ、ガソリンスタンドの社長として幸せな人生を歩んでおります。
現在のガソリンスタンドの仕事は、30年前「キツイ・キタナイ・キケン」の3Kと言われていた時代から大きく変化し、仕事の内容は多岐にわたります。車の燃料を買いに来たお客様に、従来の洗車やオイル・タイヤ交換のお勧めはもちろん、車検や各種保険商品・車両売買などの高額商品を提案しています。昔の単純な商売とは異なり、今は知識と経験の積み重ねによる奥深い対応力が求められます。
私は子供の頃からガソリンスタンドに育てられました。昔使われていた「ガソリンスタンドしか就職できないぞ」の言葉のイメージが、皆さんの心の中にまだ少しでも残っているとすれば、私は悔しいです。タイガー石油が地域社会の発展に大きく貢献できる人財を育て、この業界の地位を上げることこそが、私をここまで育ててくれた業界への恩返しです。

そしてこの度、私達タイガー石油は「タイガーアカデミー」を開校いたします。

様々な仕事がある中でタイガー石油を選んで入社してくれた社員が、どの社会に出ても通用する一般社会常識と必要な製品・商品知識を身に着け、それぞれの地域の方々に必要とされ感謝される人財へと成長し、入社した「ガソリンスタンド」という仕事に誇りを持ち続けることができる。これがアカデミー開校の目的です。
近い将来ガソリンの時代は終わり、低炭素・循環型社会の実現に向け、ガソリンスタンドは地域の「生活プラットフォーム」へと変化してゆくでしょう。しかし私達はどんな変化も「教育」によって対応できると信じています。私達タイガー石油は「クルマと暮らしのエネルギー供給会社」として、これからも地域に貢献し続けます。生活プラットフォームに人が集まり、社員が地域のお客様の困りごとを解決し、クルマと暮らしのエネルギー(元気)を供給することができれば、なんと誇れる仕事でしょう。

中学生が、この仕事に憧れ「将来はガソリンスタンドで働きたい」と夢をみる。
タイガーアカデミーを受講される皆さんが、その「夢の担い手」となることを期待しています。

校長
タイガーアカデミー校長 中野隆伸